働き方は介護施設ごとに違う

これから介護職として働きたいと考えて職場探しを始めるときには、給与や手当などの収入や福利厚生を重視してしまいがちです。しかし、介護職になるときには働き方についても十分に考慮した方が良いでしょう。働きやすい環境を手に入れることで、ワークライフバランスを充実させられます。特に介護職の場合には介護施設ごとに働き方に大きな違いがあるので注意が必要です。

介護施設には特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームやデイサービスセンターなどのさまざまな種類があります。施設の種別によって入居者の有無に違いがあり、例えば有料老人ホームは入居者がいますが、デイサービスセンターは入居者がいません。この違いによって夜勤や土日祝日の勤務について差異が生じます。また、施設ごとに営業時間も異なっているため、勤務時間も同じではありません。

介護施設ごとに現場の運営体制や勤務管理の仕方も違います。リーダーを置いてグループ単位で仕事をしているところもあれば、全員で協力して臨機応変に業務を進めるところもあります。専門職の仕事に専念することが認められている場合もありますが、全員が身体介護や生活介助を担当しようという現場もあるのが実情です。勤務管理はシフト制が多いものの、勤務時間の希望の取り方には違いがあります。このような働き方に影響する部分にかなりの差があることを念頭に置いて自分の希望に合う介護施設を探し出すのが大切です。